
我が家で飼っているみーちゃん(推定8歳)は飼い主がいない状態から保護しました。7年ほど前に住んでいたアパートの周辺に、突如現れたみーちゃん。ちょうど、猫を飼いたいと考えていたタイミングでした。
筆者は幼少期を祖母の家で3世代同居をしていたため田舎で生活していたため、小さい頃から野良猫や、近所では家と外を行き来できる飼い猫を目にしてきました。その子たちはあまり人になつくことはなく、猫ともそんなに触れ合うことはありませんでした。
しかし、突如現れたみーちゃんはびっくりするほどに人慣れしていて、毛並みもよく、どこかの家で飼われているのかな?と思っていました。数日間、ばったり会うと少し遊んで過ごす仲になり、私と娘が住むアパートのドア前で待っていたり、私の車が駐車場に着くのを待っていて、車庫入れが終わったタイミングで車に飛び乗ってきたりと可愛らしい素振りを見せてくれるようになります。


たまに、キャットフードを差し伸べるとバクバクと食べていたことから、もしかして飼い主不在なのか?はたまた迷い猫か?という疑念が生じていました。
迷い猫のサイトを見てみましたが特に該当する猫はおらず、保健所に連絡してみても情報なしでした。
そんなことをしていると、徐々に雪が降るような季節になりました。幸い、元々はペット不可の物件でしたが、住んでいる間にペット可へルールが変更になったため自宅に迎え入れることについては問題ありませんでした。
トイレやケージを用意して、ネームタグに「この子のおうちはありますか?」と書いた紙を入れ、みーちゃんの戻りを待ちました。その日の仕事帰りはみーちゃんのお出迎えはありませんでした。「やはり、飼い主がいたのか?メッセージ気付いたかな」と安心していると、数時間後、玄関からガチャ、バタ!と物音が聞こえてきます。もしかして、、、と思って見てみると、そこにはみーちゃんがいて、ドアを開けた瞬間にダッシュで家の中に入ってきました。
その日からみーちゃんはうちの子になりました。ちょうど、雪がちらついていた12月中旬に差し掛かる日のこと。

念のため後日、動物病院に連れていき健康診断など行ってもらうと、健康状態は問題なし。やはり年齢ははっきり見定めることができないようで、毛艶もよいため若めの成猫であることがわかりました。
シングルマザーとして小さい娘を育てていた日々に、一筋の光が差したような気持ちになったことを覚えています。
あれから7年ほどが経ちます。楽しいときも、苦しいときもみーちゃんは寄り添ってくれる相棒です。
数年前に家を購入したため、奇跡の出会いを果たしたアパートは引っ越してしまいましたが、あのときの感動は未だに忘れることはできません。
みーちゃんは毎日のびのびと暮らしてくれています。

むー太郎との馴れ初めはまた次回に。


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